Q&A

時計のベルトや修理にお困りの⽅は、
下記の該当する内容をクリックしてご覧下さい。

秒針が1秒ごとに動かずに2~5秒に1回、一度に動いてしまうのですが・・・
一般的にもうすぐ電池が切れますという合図ですので、電池交換をご依頼下さい。(光で充電する時計や振り子の運動で充電する特殊な時計でも、充電不足により同じような動き方をする時計もあります。)
電池は、どれくらいもちますか?
時計の種類や使用状態にもよりますが、概ね2~3年と一般的にいわれております。
ムーブメントの調子が良くない場合や、クロノグラフのストップウォッチ機能を頻繁に動かした場合等は、1年程度で止まってしまう事もあります。
時計の内部が曇ってしまったのですが・・・
時計のケース内部に汗や水等が入ってしまった為、ガラスの内側に水滴や水蒸気がついている状態です。そのままにしておくと、錆や不具合の原因となりますので、早く水分を取り除く必要があります。
防水時計を持っていますが、お風呂につけて入っても大丈夫ですか?
防水時計は気密性が保たれていますが、急激な温度変化や石鹸などの成分により、パッキンが傷み防水性が損なわれる可能性があります。また、防水性が保たれている状態でも急激な温度差により内部がくもる場合があります。温泉のお湯も成分によって同様の事が起こりますので、お風呂には時計をつけて入らないで下さい。
自動巻きの時計ですが、腕につけていてもすぐに止まってしまいます。
自動巻きの時計は、ローターという振り子が動く事によりゼンマイが巻かれる仕組みです。腕につけていても、デスクワークの様な仕事であまり腕を動かさないとゼンマイが上手く巻きあげられない事があります。また、油の劣化やパーツが摩耗すると、巻き上げ効率が悪くなりますので、定期的な分解掃除をおすすめします。
時計は動いていますが、定期的な分解掃除は必要ですか?
精密機械ですので、定期的な分解掃除が必要です。動いていても歯車をスムーズに回す油が乾いてしまっていたり、パーツの摩耗が進んでいる事があります。時計メーカー等は3~4年に一度の分解掃除をお勧めしています。
機械式の時計ですが、もの凄く進んでしまいます。
衝撃や磁気、油流れ等でひげぜんまいというパーツが絡み、もの凄く進んでしまう事があります。殆どの場合、分解掃除が必要になります。
カレンダーがきちんと表示されないのですが・・・
カレンダーを動かすパーツが壊れていたり、油が切れてしまっていると正しく表示されない事があります。分解掃除が必要になります。
リューズが引けないのですが・・・
内部パーツの油切れや、リューズが腐食しケースと固着していると、引けなくなる事があります。分解掃除と共に、修理や交換が必要になります。

交換について

ネジで留まっているベルトは交換可能ですか?
はい。可能です。時計修理技能士の資格を持つ者が作業いたします。
ベルトに切り込みが入っているものは交換可能ですか?
はい。可能です。ベルトにカットを入れて留めるタイプのものでしたら20分程で売場にて作業できます。また混雑時や、特殊なものですとお預かりとなる場合がございます。
ベルト交換にどの位の時間がかかりますか?
簡単なものでしたら5分弱程度、特殊なものでも30分ほどとなります。
また、特殊なものですとお預かりとなる場合がございますので、店舗にてご相談下さい。
腕が太く、市販ベルトでは合わないのですが・・・
一部ロングサイズのベルトもご用意しております。またオーダーメイドも承っております。
腕が細く、市販ベルトでは合わないのですが・・・
一部ショートサイズのベルトもご用意しております。またオーダーメイドも承っております。
メーカーの純正ベルトは取り扱いございますか?
はい。お取り扱いございます。お取り寄せもしくは、お時計をお預かりしての作業となります。
メーカーの純正ベルトでは気に入ったものが無い、自分だけの皮ベルトがほしい
90種類以上のサンプルよりオーダーメイドを承っております。
また、付根に特殊な加工をしてあるものでもパーツ移植をして作成可能です。
純正の美錠(留め具)は付け替えできますか?
はい。付け替え可能です。当社では基本的に純正の美錠が合うベルトをお勧めしております。純正美錠が使用できない場合は予めお伝えし、ベルト付属の美錠を使用、純正の美錠はお返ししております。また、ご希望であれば美錠に合わせたベルトのオーダーメイドも承っております。

ベルトの破損について

革ベルトのループ(遊革、定革)のみが切れてしまったのですが・・・
定革は承れませんが遊革であれば、2週間ほどで承っております。
金属ベルトの小さい鎖が取れたのですが・・・
売場にて小鎖り交換を承っております。また、状態にもよりますが繋げる事も可能な場合がございますので、時計をご持参のうえ、店舗にてお問い合わせ下さい。
留め具が締まらなくなってしまったのですが・・・
売場で調整ができるものもございますので是非ご来店下さいませ。メーカー部品の取寄せもしくはお預かりでも承っております。
ネジ、ピンが外れて紛失してしまったのですが・・・
代替パーツも何種類か置いてございますので対応可能ですが、合わないようでしたらピンを加工しての作業になる場合があります。純正パーツをご希望の場合、メーカー部品の取寄せもしくはお預かりにて修理を承ります。
金属ベルトの洗浄はしていますか?
一部店舗で承っております。
本体とベルトを繋げるバネ棒が取れてしまった・・・
バネ棒、ピンを常備しておりますので、ご相談下さい。特殊な品はメーカーでの修理となることもございます。
駒が取れてしまった・・・
外れた箇所にもよりますが、調整可能な部分と不可能な部分によって修理内容が変わります。調整可能な部分は稀に余った駒に交換できる場合がございますので、お手持ちの駒も一緒にご持参下さい。
金属ベルトの磨きは行っておりますか?
お預かりしての作業となります。メッキ加工してあるものは剥離する可能性があるためお断りすることがございます。ブランドによっては分解掃除に併せて磨きの作業が入る場合がございます。

仕立てについて

ヘリ返し仕立てとは何ですか?
「へり返し仕立て」とは、表の革を裏まで巻き込んでから裏材を貼る仕立て方となります。サイドの部分まで本革を使用しており、巻き込んだ革と裏材に段差が出ないように均一の厚さに革を漉くのは非常に高度な技術を要します。その分、正面や斜めから見た時に秀麗な美しさを醸し出し時計をさらに上品に見せます。
切り身仕立てとは何ですか?
「切り身仕立て」とは「へり返し仕立て」とは違い、主にヨーロッパで作られている手法となり、表革と裏革を貼り合わせて、サイドの部分は専用の塗料で塗布した作りとなります。サイドのテンションがかからない為、柔らかく作ることが出来、またステッチを掛けたものが多いので若干カジュアルな雰囲気となります。
フランス仕立てとは何ですか?
「フランス仕立て」とは「へり返し仕立て」の逆になり、裏の革を表まで巻き込んでから表材を貼る仕立て方となります。表材の使用部分が少なく済むのでコスト的に安価に仕立てることが出来ますが、見栄え的には「へり返し仕立て」の高級感や上質さは出ません。ただ、「へり返し仕立て」と同様に巻き込んだ革と裏材に段差が出ないように均一の厚さに革を漉くのは非常に高度な技術を要します。

素材について

ラバーとウレタンは違いますか?
はい。違います。主にウレタン商品は石油などの化合物で、急激な温度変化や長時間日光にさらされると劣化が進み、ひび割れや亀裂が入りますが、ラバー商品は天然のゴムから作られますので、劣化には非常に強い材質となります。近年多くのブランドがラバー商品を出しておりますが、汗を吸わないのでベルトの内側に水滴が残るという問題があります。 逆に合成皮革のほうが吸収性に富み、すぐに乾くので嵌め心地はよく人気があります。
リングマークトカゲってどんなトカゲですか?
リングマークトカゲとはトカゲ革の最高級品で全長2メートルを超します。背中にリング状の模様を持っていることからリングマークトカゲといわれております。染色の段階でこのリング模様は消され、丸い粒状の鱗が秀麗さを醸し出しております。
ポロサスクロコダイルについて教えてください。
一般和名「イリエワニ」「スモールクロコ」、商業名「Saltwater Crocodile」、学名「Crocodylus porosus」と言い、ワニ革の中で最高級品です。なかなか手に入らないもので海外メゾンのバッグが非常に有名です。生息地は、パプアニューギニア、オーストラリア、インドネシアなどの入江や河川の海水と淡水との混じる場所です。鱗の形が整っており、顎から肛門の付根の数が約33ヶと非常に細かく整った柄をしております。
型押しワニと本物のワニ革の見分け方を教えてください。
方法としましては、革を曲げてみて鱗の溝(筋)の部分が薄くならないかどうかで判断できると思います。型押しは牛革などをプレスしたものですので、曲げると溝(筋)の部分が薄らいできます。また、長く使用していると上記の理由で柄が殆ど無くなってくる場合がございます。

料金について

取り付け料金はかかりますか?
当社にて購入されたベルトに関しては、取り付け料金は発生いたしません。当社でご購入いただいた場合でもメーカー純正ベルトに関しては取寄せ手数料、持ち込みベルトや他店購入のベルトにつきましては、取付料金が発生いたします。くわしくは店頭にてご相談下さいませ。

その他

金属ベルトの駒詰めは出来ますか?
はい。承ります。当店ご購入のものは無料ですが、それ以外は有料になります。ただし、売場での作業が不可能な場合やメーカー出しの場合がございますので、ご了承下さい。
かぶれてしまうのですが・・・
様々な説がありますが、絶対にかぶれないベルトというのはございません。比較的かぶれにくいベルトとして合成皮革やアレルギーに強いベルトのお取り扱いがございますので、是非一度ご相談下さい。
色落ちしてしまうのですが・・・
革製品一般に言えることですが、本革製品である以上色落ちは起こりえます。直接腕に着ける時計ベルトに関しましては、定期的な色落ち検査及び、当社の色落ち基準に合格したもののみを使用しておりますが、稀に使用状況により色落ちが発生する場合がございます。
金属ベルトの汚れについて・・・
金属ベルトは革ベルトに比べると汚れがそれ程目立つことはございませんが、ブレスの駒と駒の隙間にはかなりの量の汚れが付着しております。時計本体の付根部分においては、それが顕著に現れ袖口を汚してしまう事もございます。普段のお手入れ方法としましては、外したときに柔らかい布で軽く拭く、定期的に歯ブラシで汚れをかき出す等がございますが、やはり分解掃除の時に洗浄するのが一番綺麗になります。